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  • 看護師はダブルチェック大好きパートⅡ

くたびれナースマンです。
前回に続きダブルチェックの盲点について

ダブルチェックに関しては方法(やり方)が3種類あるとお伝えしました。
方法論に関しても選択肢があるということはエラーを誘発しやすい状況ということと
それを行う人間の心理。 これが大きなカギを握っています。

やはりシステムが完璧でも行う人間が不完全だったら・・・・
というより完全な人間はいませんので、何かしら不具合が生じます。
このダブルチェックに関しては、著明に心理的要素が大きく左右しますので少し詳細を

チェックする側の問題

①チェックする側の気持ちもいろいろ(社会心理学的問題)
二人、あるいは集団で何か行う場合、「みんなでやれば力が〇〇倍になる」というような、良いことばかりではありません。
人間の社会心理学的特性もダブルチェックに影響するようです。

ダブルチェック



②否定するだけの知識・経験が不十分

十分わからないと「意図」「計画」「実行」「結果」のプロセスを考えることなく、きわめて形式的・表層的チェックだけでおわることが多い。「やっと工程をおわったひと」と「やっとチェックをしているひと」ではだめです。

③TAG(権威勾配)

上司の仕事を部下がチェックする、などはだめ。ダブルチェックになりません。指摘できない、指摘するにしても指摘のタイミングが遅れがちです。

④タイムプレッシャー

全体の経過に影響するのはやはり「タイムプレッシャー」。確認行為などさっさと終わらせたい、のが本音、
「何時も大丈夫だからよいことにするか」(思い込み)は論外としても「時間」に迫られると「ええい!GOだ!」となってしまいがちです。また実際に時間に迫られると誰でも間違えやすいことが想像できます。

⑤「ダブルチェック」が事故やエラーを誘発している?「俺だって暇じゃないんだ」

医療現場でチェックを専門にしている人などなかなかいません(薬剤の「監査業務」は例外?)。
自分の仕事を中断して他者の「確認行為」を要求される「人」のワークロードの負担が馬鹿になりません(→自分の仕事が抜ける? 自分の仕事に戻ったとき、「はて、何をしていたっけ?」となりかねなません。 僕なんて話し掛けられただけで、もとの仕事がどこまでやったか、すぐもとにもどることができません)わざわざ中断時のマニュアルみたいなものまで作られたりします。
ダブルチェックを(臨時で)求めるほうも自分の仕事がほかの人のエラーを誘発しているかもしれない、ということを意識する必要があります。
「医療安全に患者の参加」といいうのも聞こえがよいのですが、患者さんに要請する場合は「説明」から必要になります(結局患者さんとは情報の共有、という点が本当に難しい)。
例えば、患者さんのほうは毎日、毎日「名前を言わされる」。患者さんにしても「事故防止だからしかたない」と考えるか?(模範患者)、
「馬鹿馬鹿しく」て嫌になるか?「ちょっとからかってやるか?」と思ったりするかもしれません。 でも、そもそもこんなことができるのは「元気な患者さん?」だけです。

⑥ダブルチェックが自己目的化?

また、ダブルチェックに一生懸命すぎて本来の目的、本来の仕事がぬけてしまうことだってありえます。
「ダブルチェックはしたけれど、この人にこの薬、何のためだったっけ?」ではだめです。

⑦「後(うしろ)のひと」に注意力の負担

そもそも、資格を持った人間が、普通に仕事をしている場合、それほどエラーの発生率が高いわけではありません。
ということは、めったにないものを見つけなければならないチェックする人の注意力の負担は非常に大きくなります。
その負担を軽減するために、チェックポイントを絞るとか、工学的工夫とかが必要になります。

順番も大事です。R1の業務をR2がチェックするなどということは「掛け算」以上に危険です。
またチェックの数(人)を増やせばよいかというと3人をピークに信頼性は落ちるそうです。
(研修中の新人などの場合はかえって「(専任)見張り役」がいるのであまり問題になるトラブルは少ないと思います)

⑧忙しいほどダブルチェックはしない

また、本当に忙しいときはダブルチェックができなくなります。忙しいほどエラーが起きやすいと思うのですが、
とくに慣れた業務ですと意図しなくとも、形式的なチェックになります。「目」で見てはいるのだけれども見ていない、
復唱してはいるのだけれども「口だけ」という具合です。本来ルールベース、ナレッジベースですべきことをスキルベースでしてしまいます。これは必ずしも「意図的」違反や「近道行動」とは限りません。ワークロードが大きく、スレットが重なり、
タイムプレッシャーなどがかかっているときなど、「つい」抜けてしまうのです。

いかがでしょうか、「ダブルチェックをやった」というだけでは本当は抜けているかもしれません。
ダブルチェックのメリット、それを阻害する誘因を理解してはじめて、質の高いダブルチェックが存在すると考えています。
病院の業務自体が年々繁忙度を増しています。手を止めて確認するという行動は負担になっているのはわかっているのですが、患者の安全、その延長には自分自身の安全確保に繋がるという意識で、行えば有効なダブルチェックができるのでは思います。
ナースマンでした。


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