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  • 胃廔注入事故。看護師のチェック体制も重要ですよ!

くたびれナースマンです

高齢化社会の負の遺産?胃廔関連の事故が

新潟市民病院で医療ミス 胃ろう患者死亡

 新潟市民病院(新潟市中央区)は9月29日、同院で胃ろう手術を受けた新潟市内の70歳代の男性が、胃ろうチューブが抜けたことなどから死亡したと発表した。同院は「医師の勘違いでチューブの取り扱いを誤った」と説明しており、男性の遺族と補償を協議する方針。
 同院によると、男性は8月22日に胃ろう手術を受けた。同31日午前6時頃、転院先の病院スタッフが胃ろうチューブが抜けていることに気づき、新潟市民病院に救急搬送されたが、腹膜炎などを発症し、同日午後0時半頃に死亡した。
 胃ろうチューブの先端は、蒸留水を注入してバルーン状に膨らませることで抜けない仕組みになっていたが、手術を担当した外科医は、誤って空気を注入。このため、短期間でバルーンがしぼんでチューブが外れてしまい、チューブから供給していた栄養剤が腹膜内に漏れ出して炎症が起こったとみられる。
 同院は9月5日、医療ミスと確認し、9日に遺族に謝罪。11日に県警に届け出た。外科医は医師歴が10年未満で、今回の方法による胃ろう手術は初めてだった。手術に立ち会った看護師が「蒸留水でなくていいのか」と問いかけたが、「エア(空気)で構わない」と空気を注入したという。
 これについて、大谷哲也副院長は「他の手術器具には空気を入れるものもあり、混同してしまった」と説明。片柳憲雄院長も、胃ろうチューブに関するマニュアルがなかったことを踏まえ、「医療材料にはマニュアルを作成して、常に最新のものに更新して再発防止に努める」と話した。同院は「死因の一つとしてチューブが抜けたことが考えられる」としており、第三者らによる医療事故調査特別委員会を設置し、年内にも検証結果をまとめる予定だ。

胃廔における、栄養剤腹腔内投与は大きな事故です。
高齢化社会に伴い、安易に作っている現状から、造設適応に関するガイドラインや診療報酬上での制約など、国を挙げて対応している胃廔。
正しく造設し使用すれば患者にとって有益なんですが・・・。
話を戻し、今回の事故。医師がクローズアップされています。確かに知識不足という点が大きいですが、注入を実際に行うのは看護師。この看護師の動きは?

まず詳細は省いて、胃廔とは

胃廔種類
2種類存在、今回の事故はバルーン型。しかし内部ストッパーという点に関しては同じ原理。

造設から日が浅く、腹壁と胃壁の固定がまだ完成していない時期を考えても、取扱いは慎重。

実際の注入作業を行う看護師はいくつかのチェック項目を見て実施するのが基本ですよね。

①まず、外観異常
 ・胃廔自体に破損という外観チェック
 ・患者の挿入部位の確認。皮膚の状態・滲出液の存在等

②胃廔チューブが使えるか←これが大事です
 ・まずチューブが胃の中にあるか?
  胃の中は見えないので、少し引っ張りテンションがかかるか確認
  胃廔チューブは少し長めに造設しているはずです。胃の中にあれば引っ張ることによりテンションが感じられるはず
  院内ではよく「遊びがある」と表現します
  チューブに入れている蒸留水(今回は空気でしたが)が抜けていると、チューブが抜けるはずなので、注入前に防げたのでは?

  次にチューブ本体を回します
  胃廔回転2
 このまわすとという行為。凄く大切です
 もう少しイメージを
 胃廔回転

 この行為は、胃壁埋没を発見するために有効です。
 ナースマンも数例経験しましたが、胃壁に医療チューブが入り込んでしまい(埋没)、腹腔内投与に繋がってしまいます。
 またまわすことで、皮膚に対し同一部位にチューブが当たるのを防ぎ(徐圧)発赤・ただれの予防にもなります。

③患者の全身状態チェック ⇒ これは基本なので割愛します。

この2点実施しているのなら、この事故は防げたのはと考えています。
簡単に「繋げばOK」では大きな事故になりますので、看護師のみなさん、事前チェックは確実に!
ナースマンでした。


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