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  • 体内異物残存事故。2年半で65件

くたびれナースマンです。

今日はこんなニュース(事故)を見つけました

埼玉の病院、体内に23年ガーゼ 秋田の女性が提訴
 埼玉県の草加市立病院で手術を受けた後、体内にガーゼが23年間放置されたとして、秋田市の女性が30日までに、草加市に約460万円の損害賠償を求め秋田地裁に提訴した。提訴は3日付。
 訴状によると、1991年2月、草加市に住んでいた女性は市立病院で帝王切開手術を受け、長女を出産した。手術を終える際、看護師がガーゼの使用枚数と回収枚数の照合を間違え、主治医も気付かなかったため、放置されたままになったとしている。
 今年1月、女性がエックス線検査などを受けて見つかり、4月に草加市立病院で摘出手術を受けた。後遺症はないが、身体的にも精神的にも苦痛を受けたとしている。

手術ガーゼの体内残存。繰り返し発生していますよね。
繰り返されているいのは感覚的な主観なので、少しデータから
日本医療機能評価機構が出されている、医療事故報告書の中に、類似事故の統計がありましたので抜粋を

ガーゼ残存

あまり、過去にさかのぼってもと思い、過去2年間と当年という表にしてみました。
ガーゼ体内残存。2年半で65件です。日本医療評価機構の報告に参加していない病院も多数ありますので、実数はもっと多いかもしれません。
手術室の勤務をされている方・経験がある方はわかると思いますが、ガーゼカウント昔からかなり厳しくされているはずです。1枚でも足りなかったら、発見するまで閉創しない、または手術室から出ないというぐらい厳しかったです。
もし発見できないのなら、手術ガーゼレントゲンに写る銅線が入っているので、撮影すればわかるはず。
それなのに・・・と考えるのですが、ガーゼにも様々な種類があり、100%防げるというものにはなっていないのが現状ですね。
現在は、止血を行う機器(エネルギーデバイスなど)が発達し、出血量が少なく使用するガーゼ枚数も少なくなっています。
ナースマンが手術室にいた十数年前は、多量にガーゼを使っていましたね。ガーゼカウントは大変だというイメージか。

人が使い・人がカウントするということでヒューマンファクターの要因が複数からんでいる事故なんですよね。
このガーゼ、手術に使う針など、カウントを楽に・早くする道具が各メーカーから出ています。
対策はとられているのですが、減らない事故。難しい問題ですよね。
ナースマンでした。


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  • 看護師流出。魅力ある職場作りを!

くたびれナースマンです。

以前にも投稿しました看護師不足。千葉県で大きな問題になっています。

看護学生の流出防げ…千葉県、対策強化
中国人受け入れ調査も
 千葉県内で看護師不足が深刻化している。人口10万人あたりの看護師数が全国ワースト2位という絶対数の不足に加え、大病院への集中や地域ごとの偏在もあり、規模縮小を余儀なくされる医療機関も出てきた。
 こうした状況に県は、看護学生への修学資金の貸付枠を50人拡大し、中国人看護師の受け入れに向けた調査も始めた。

看護師不足で一部病床閉鎖、38病院
 4月に開所した東葛医療福祉センター「光陽園」(柏市酒井根)は、ベッド数80床で運営する予定だったが、現在、30床しか受け入れていない。理由は看護師不足だ。東葛地域初の重症心身障害者向け施設で、県も支援に乗り出したが確保のめどは立っていない。施設利用のニーズは高く、約50人が入所待ちしているという。

 県によると、東葛地域は大規模病院が多いため、特に看護師の確保が難しい。同園の担当者は「特殊な看護となり慣れるまでに時間もかかる。待遇改善のための資金助成や特別な資格を設けるなど、公的支援がほしい」と訴える。

 厚生労働省のまとめによると2012年末現在、県内の看護師数は3万5433人で、人口10万人あたりでは572人となり、埼玉県(528人)に次いで少ない。最も多い高知県(1223人)と比べると、半数以下だ。

 県の昨年度の調査では、看護師不足を理由に一部病床を閉鎖しているのは38病院。閉鎖病床数は1373床に上っている。県が今年4月にまとめた25年時点の需要推計では、最大約1万5000人の看護職員(保健師など含む)が不足すると見込む。
修学資金貸付枠を拡大
 大きな要因とされるのは、県内学校に通う看護学生の県外流出だ。昨年度、県内の看護学校を卒業した2007人中、県内の病院に勤務したのは1328人で、3分の1が県外に流れた。ベテラン看護師は「好待遇や高度な経験が積めるとの期待から、東京での勤務を望む人が多い」と語る。

 県は、年度途中ながら、県内の看護学生らに対する貸し付け事業(最大月1万8000円)の枠を300人から50人拡大する。この貸付額も全国で最低水準だが、卒業後県内で5年間勤務すれば返還が免除される。

 中国人看護師の受け入れに向けては、千葉大に業務委託して調査を進めている。中国人看護師を招いて日本の医療現場を知ってもらい、中国に戻った際の「講師役」として育てたい考えだ。県は「漢字が読める中国人なら外国人看護師の壁となっている日本語能力も乗り越えやすいのでは」とみている。

 県看護協会が運営する県ナースセンターは今年度、出産などで一度離職した看護師が復職しやすいよう、県内での就職を希望する人向けに無料の講習会を開催している。同協会の沢田いつ子専務理事は「『確保』という視点だけでなく、再就業支援や、離職率を下げるための職場づくりが必要」と指摘している。

この記事で、最初に気になったのは、「人口10万人あたりの看護師数」
一つの指標なんですかね。いままで気にしたことがない数字だったので調べてみました。
調べていると、平成20年と平成24年の情報が錯綜していたので、独自に一つの表に

看護師人口比率
47都道府県なので、長細い表になってしまいました。
千葉県はワースト2。看護師が少ないということで、看護師確保に取り組んでいるということがわかります。

1位は高知県、2位鹿児島、3位長崎・・・となっています。
ワーストは、埼玉・千葉・神奈川となっていますね。

この表を作成しながら感じたことは、人口総数に引っ張られる傾向があります。
大都市と言われる東京・大阪は下位です。上位をみますと人口総数が少ないという傾向があります。
しかし、看護師数と人口総数の計算なので、手厚い看護師数というのは言えるのかなと・・・。
もうひとつ数字があれば、根拠が強くなるのかなと考えているのですが、
都道府県別看護師充足率みたいな指標があれば、その都道府県で看護師が潤っているかどうかが判断できるのでは?

地方の学校を訪問している際、長崎・宮崎は地元志向が強いですね。
山口県は医師会・看護学校が流出阻止に力を入れていると聞いたことがあります。
一度だけ、関東をのぞこうと仙台に行ったことがありますが、震災後ということもあり、超~地元志向でした。

各々の都道府県で傾向が違いますし、年々でも傾向が変化します。
千葉県と高知県ではWスコアになっています。また実際に不足のためベットを閉めている病院・施設があるというのは早急に対策が必要ですね。

中国人看護師
→ありかもしれませんが大変です。ナースマンも数名対応したことがあり、現在も1名働いてもらっています。文化の違いってこんなにあるのかと痛感させられました。(今は就業日数も経ち、お互いに慣れて問題はないですが)
潜在看護師支援
→これも以前から取り組まれているものですね。これも潜在看護師も有効とは思いますが、変則勤務・時短勤務など常勤で確保は難しい問題と、離れている期間が長ければ長いほど教育に人と時間がかかるというデメリット。
奨学金
→人数確保には有効です。ただし千葉県1万8千円では安すぎます。
今、病院の奨学金5~8万と言われています。もっとやっているところは入学金・授業料も負担している病院も存在します。
この額で確保は難しいのでは?。また奨学金生は、返還義務年数後の退職率が高いです。確保というより、人が入れ替わるだけという状況に陥る可能性もあります。

この看護師確保は都道府県もそうですが、病院にとっても死活問題なので、もっと今の就職活動の情報を収集し対策を練らないと後手を踏む可能性が。

この表で独自に平成20年~平成24年の増加率を載せております。すべての都道府県で5~10%ほど看護師数が増えており、良い傾向だと思うのですが、大阪だけ増加率2%。ワースト1です。

看護学校も多く、他県と同じか平均以上増加する土壌はあるはずなのに、大阪なにか問題ですよ。定着に向け早急な対策が必要なのではと感じました。

ナースマンでした。


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くたびれナースマンです

マタハラ→マタニティーハラスメント。新しい言葉が乱立しついていけないです。

マタハラ訴訟で最高裁弁論 妊娠理由に違法な降格 

 妊娠を理由に管理職から降格させられたのは男女雇用機会均等法に違反するとして、広島市の理学療法士の女性が勤めていた病院を訴えた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(桜井龍子裁判長)は18日、当事者双方の意見を聞く弁論を開いた。女性側は「違法な降格で尊厳を傷付けられ、経済的にも痛手を負った」と主張した。
 判決は10月23日に言い渡され、降格を適法として女性側の訴えを退けた一、二審の判断が見直される見通し。
 妊娠・出産を理由にした女性従業員への不当な対応や言動は「マタニティーハラスメント」として問題となっており、均等法は妊娠などによる不利益処分を禁じている。
 一、二審判決によると、女性は2004年に管理職の「副主任」に昇格。妊娠した08年に業務が軽い部署への異動を希望したところ、異動後に管理職を外された。管理職手当の賠償などを求め、10年に病院を提訴した。
 この日の弁論で、女性の弁護側は「妊娠による所属部署の変更で降格を簡単に許しては、女性労働者を萎縮させ出産を踏みとどまらせる」と主張。女性も「身体的に軽い業務を希望しただけで降格され、労働者としての誇りも傷付けられた」と書面で述べた。
 病院側は「女性の異動先には3人の職員しかおらず、すでに管理職がいたのでさらに管理職を置く必要性がなかった」と反論。「管理職の免除を伴う異動について女性本人の同意を得ていた」として上告棄却を求めた。
 一審・広島地裁は降格について「病院側は同意を得たうえで事業主としての必要性に基づき、裁量権の範囲内で行った」として請求を棄却。二審・広島高裁も一審判決を支持した。

今回、病院という環境下だったので反応しましたが、別に医療界に限った話ではないですよね。
凄く、難しく、繊細な対応が必要とされる部分。
ナースマンも、産休・育休の対応。役職者の復帰後のポジション等対応したことがありますが、頭を悩ませます
中には産休・育休取得後、そのまま退職という強者もいましたので・・・。
「マタハラ」看護界ほとんどが女性なので、キーワードになってきそうですね。

マタハラ、この裁判で注目されていますが、従来のセクハラ・パワハラに関して看護師の皆さんはどの程度被害を受けているのか?

パワハラ経験
セクハラ・パワハラを一緒に表にしてみました。
セクハラに関しては、12.7%の看護師が経験。パワハラは26.7%の看護師が体験されています。
パワハラの「よくある」という数字の高さに驚いています。
セクハラは、体を触る・性的要求・性的言葉など、結構線引きがしやすいですが、パワハラに関してはグレーゾーンが存在するため、高くなっているのでは考えます。

次にそのセクハラ・パワハラの相手ですが

パワハラ相手

セクハラはそうですよね。患者からがトップです。「おじいちゃんが若い看護師に」と時々話を聞きます。
医師も高いですね。本当に勘違いしている医師もいますので要注意です。

パワハラですが、予想外でした。ここも医師・患者で占めるかなと思っていたのですが、なんと「看護部門の上司」が半数以上。
本来なら一番近い存在で、職員を守らないけない立場。その人からパワハラ・・・(泣き)
退職理由に「上司」が出てくることもあります。この数字はそれを表していますね。

昔職員と面接をして、「何か悩みとかない?」と問いかけると
「女性の世界なので・・・」
「(ナースマンは)男性なので、わからないと思いますが」
「女性なんで、仕方がないです・・・」

なに?、何が起きているのでしょう?。仕事中表向きは仲良しチームが、裏に行くと・・・。

看護の世界って結構怖いですよ。良い上司・最悪な上司、どちらに当たるか宝くじみたいなものかもしれませんね。
ナースマンでした。


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  • 強力な危険ドラッグ、ハートショット拡大 5人死亡

くたびれナースマンです。

危険ドラッグへの警告を込めて、関連ニュースをいくつか投稿していますが、
危険ドラッグ使用の死亡ニュースが

強力な危険ドラッグ、ハートショット拡大 5人死亡

 危険ドラッグを巡る事件や事故が相次ぐなか、「ハートショット」と呼ばれる薬物が先月から急速に広がっています。このハートショットは、強力な成分を含んでいるにもかかわらず、違法薬物にまだ指定されていないため取り締まりが難しく、吸引するなどして関東だけでも少なくとも5人が死亡していることがANNの取材で分かりました。厚生労働省は、近く違法薬物に指定する方針です。

 捜査関係者などによりますと、ハートショットは、石油から精製してできる危険ドラッグの一種で、吸引すると麻薬のように幻覚や興奮などの症状が現れます。最近、海外から輸入されて急速に出回ったとみられ、成分がまだ違法薬物に指定されていません。ANNが関東の警察に取材した結果、先月以降、少なくとも横浜市で4人、東京・板橋区で1人がハートショットを吸引して死亡したとみられることが分かりました。また、都内で起きた危険ドラッグが原因とみられる8件の交通事故のうち、6件の現場でハートショットが見つかり、押収されていたことも分かりました。健康被害は事故の件数の数倍規模に広がっているとみられ、厚労省は近くハートショットに含まれる成分を違法薬物に指定する方針です。

「脱法ドラッグ」から「危険ドラッグ」に名称変更し、TVでも頻繁に取り上げて注意喚起しているにもかかわらず、この手のニュースは後を絶ちませんね。

本当にいたちごっこです。
医療界なら、抗生剤と菌のいたちごっこを考えます。この点に関しては治療に対する副産物的な考えもあり、新しい薬が続々登場しますね。

危険ドラッグに関しては、次々に登場したら困るのですが・・・。
(現時点で)法律に触れていないからと言っても、死亡という健康被害を生みだしたり
社会生活に支障を来たすようなものは・・・。
使用に関しても、法律に触れていないので自己責任というのも規制があってないようなものと感じます。

今回の「ハートショット」死亡事例が出ています。この危険ドラッグだけではありません。
使用に対し、使用者一人の問題では済まないです。今一度考えましょう。


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  • エボラ予防ワクチン、来年中に数百万人分量産へ

くたびれナースマンです

エボラ出血熱。関連ニュースを

エボラ予防ワクチン、来年中に数百万人分量産へ


 【ジュネーブ=石黒穣】世界保健機関(WHO)は24日、西アフリカで広がるエボラ出血熱の感染を予防するワクチンについて、来年6月までに20万~30万人分、同年中に数百万人分を量産できるとの見通しを発表した。感染者が1万人に迫る中、ワクチン開発を急ぎ、感染拡大に歯止めをかけたい考えだ。
 量産が想定されるのは、英製薬大手グラクソ・スミスクラインが手がけるワクチンと、カナダ政府が開発し、米ニューリンク・ジェネティックスが製造権を持つワクチンの2種類。共に臨床試験が始まっており、安全性と効果を確かめた上で、今年12月にもリベリアで2万~3万人を対象に試験的な投与が行われる。
 WHOのマリーポール・キーニー事務局長補は24日の記者会見で、「ワクチンは魔法の弾丸ではないが、形勢を変える可能性がある」と述べ、期待を示した。
 ほかに5種類のワクチン候補についても来年初めに臨床試験に入る見込みだ。


現在、感染を抑え込むことに全力を出していると思いますが、この半年先・1年先を予測した
対応も重要になりますね。
その一つがワクチンの開発。ワクチンがあり治療薬も存在すれば一隅の光明ですが、

インフルエンザを重ねると、予防接種があれほど浸透しているのに大流行する年があったり
ワクチン接種後でも罹患したり、罹患後お亡くなりになる方が・・・。
WHOが言っているように、「魔法ではない」とわかっているのですが、今の状況を考えると
おおいに期待したい動きですよね。

ナースマンでした。


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  • エボラ出血熱。日本はほんとうに大丈夫か2

くたびれナースマンです。

NYでもエボラが出ましたね。
このNYの方は医師で「国境なき医師団」の医師。
エボラの治療に協力し帰国→ 発症
水際での防止の難しさを改めて認識させられる事例ですね。

エボラ出血熱に対し、日本は大丈夫かという視点でまとめてみました

エボラウイルスとは、そもそも何か。「1976年、アフリカのザイール(現在のコンゴ民主共和国)とスーダンの2カ国で患者が発生し、初めて病原体が確認されました。最初の患者が『エボラ川』沿いで出たことから、その名がつけられた」。自然界での宿主はオオコウモリが有力視されているものの、いまだに特定はされていないという。ウイルスは5種類あり、西アフリカで猛威を振るっているのは人での致死率が最も高い「ザイール・エボラウイルス」だ。発症すると、他人にもウイルスをうつすようになる。いったん体内に入ると爆発的に増殖して細胞を破壊。血管がもろくなって出血したり、肝臓や腎臓の機能が奪われたりし、最終的には多臓器不全で亡くなるケースが多い。
このあたりが、映画とのイメージが重なり、当初殺人ウイルスなどと言われていましたね。
実際に致死率も高いので、殺人ウイルスと言っても過言ではないような。

 問題は感染ルート。今のところ、患者の体液や血液に触れ、傷口などから入り込む「接触感染」とされている。エボラ熱の場合、多ければ1ミリリットル当たり1億個あまりのウイルスが体液に含まれることがあり、そのうち数十~数百個が体内に取り込まれるだけで、感染する可能性があるという。「注意を要するのは、人間の皮膚には目に見えない傷口が無数にあり、そこからウイルスが入り込む可能性があることです。例えば乾燥して荒れた肌にも傷はあります。感染者の血液や体液、排せつ物、嘔吐(おうと)物を素手で扱ったりすればリスクは極めて高い」

 さらに、こんなケースもあった。「76年にイギリスの研究所で男性の研究者が誤って感染したケースでは、血液、尿、便などは発症後9日以降は『陰性』になったのに、精液だけは61日後まで『陽性』。こうした状況で、もし性交渉をすれば感染してしまいます」

 今のままでも十分に怖いウイルスだが、欧米のメディアでは、ウイルスが変異して、鼻やのどの粘膜から入り込む「空気感染」が起きているのではないかとの懸念が持ち上がっている。WHOは「証拠がなく、臆測に過ぎない」としているが、「エボラはインフルエンザなどと同じく『変異』が速いウイルス。(空気感染するような変異が)すぐに起きるとおびえることはありませんが、可能性としては完全には否定できません。常にウイルスを監視し、そうした事態にも備えておくことは必要でしょう」と警鐘を鳴らすのだ。
エボラに関しては当初から「接触感染」と言われており、スタンダードプリコーションの実施でOKとされていました。
ここにある突然変異に関しては鳥インフルエンザに代表されるように、空気感染になれば、今まで以上にまん延し、
死者も桁が変わるのではと考えます。


 そんな恐るべきウイルスへの日本の備えはどうか。

 厚生労働省によると、国際便のある空港や港では、サーモグラフィーと呼ばれる装置を使って入国者の体温を測定し、発熱した人がいないかを監視している。21日には発生国からの帰国者に対し、1日2回の健康報告を3週間義務付けると発表した。とはいえ2009年の新型インフルエンザでもそうだったように、「水際」での完全シャットアウトは難しい。感染が疑われる患者が出れば、エボラ熱を含め危険性が最大の「1類感染症」に対応できる全国46の指定医療機関が治療する。

 「現時点では、入国者への対応はほぼ十分と言えます。指定病院もマニュアルを設けてトレーニングをしており、大きな問題はありません」と評価されいます。

 エボラ熱の「診断」は、患者の血液の遺伝子検査などによる。ただ、厚労省結核感染症課は「ウイルスの詳しい種類などを知るには、エボラウイルスそのものを分離して調べる必要がある」と言う。それができるのは最高度の安全設備を持つ「バイオ・セーフティー・レベル(BSL)4」対応の施設だが、国内にはない。BSLとはWHOが示す、ウイルスの危険度に応じて求められる施設の基準だ。

 3月に日本学術会議・総合微生物科学分科会が出した提言「我が国のBSL4施設の必要性について」によると、同施設は世界19カ国に40以上ある一方、国内では東京都内と茨城県内の2カ所に設備はあるものの「地域住民の同意が得られず、稼働していない」という。提言のとりまとめに携わった柳雄介・九州大大学院医学研究院教授は「通常のエボラ熱ならBSL3の施設で診断できるが、(ウイルスが変異して)未知の型だった場合、BSL4施設で分離しない限り確定診断は不可能。治療薬やワクチンの開発といった国際貢献のためにも施設を置くべきです」と話す。
この施設に関しては、地域住民との関係性でレベル4では運用できないという問題に直面しています。
この問題は本当に繊細ですね。自分が同じ環境に置かれたら、運用に賛成できるのか?
正直、反対の気持ちが強いのでは・・・・。

 治療には、日本の富山化学工業が開発した抗インフルエンザ薬「ファビピラビル(販売名アビガン)」や、米国製の未承認薬「ZMapp(ジーマップ)」が使われる例もあるが、いずれも「100%効くと太鼓判を押せるものではない」という。
薬に関しては、いい方向に進んでいると願っていますが、まだ確定情報ではないですよね。
日本でも未承認状態でも使えるように動いているみたいですね。


 もう一つ気になるのが、欧州のスペインや世界最先端の医療体制を持つ米国で、患者の治療に携わった看護師らが2次感染したことだ。職場での感染症予防策を研究している吉川徹・労働科学研究所副所長は「米国のケースは、感染防止の事前訓練が十分にされず、防護具の取り外し手順に不備があったと言われています。これは日本でも起こり得ることです」と指摘する。

 「例えば手袋を二重にするのは、患者の体液の浸透を防ぐためというより、防護服を脱ぐ過程で汚染された外側の手袋をまず外し、リスクを減らすのが目的です。一つ一つの手順の意味を現場の職員にしっかり伝えておかないと、いかに装備が優れていても間違いは防げません。極度の緊張や疲労を強いられることもミスの誘因になります」

 実際、感染したスペインの看護師は「病室を出て防護服を脱ぐ際、手袋で顔に触ってしまった気がする」と証言している。ヒューマンファクター(人的要因)を甘く見てはならないのだ。「現状ではペアで互いを監視しながら防護具を取り外すのが基本ですが、人間は必ずミスをするという前提に立てば、手順が守られているかを確認する専任の人物を置くことも検討すべきでしょう」

実際に感染者が発生し隔離した際の医療従事者の対応。
ヒューマンファクターが関与し、完璧というものが遵守できるのか?大きな問題です。

日本での対応という点を考えると、盲点がいくつもあるのではと思います。
何度でもいいますが、「対岸の火事」ではないという意識が大切だと思います。
ナースマンでした。


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  • エボラ出血熱関連。本当に日本は対応できるのか?

くたびれナースマンです。

依然猛威をふるっているエボラ出血熱。
ナイジェリアで終息宣言があったと思えば、マリで初の感染者?

さて交通機関が発達している昨今、輸入感染症として
エボラが日本に入ってくる可能性は0ではないです。

最近のニュースでは水際で食い止めるために、指定病院ではこんな設備があり対応はこのように行いますと流れています。
それでは、エボラ出血熱を感染症分類でみると

エボラ出血熱は1類感染症に分類されています
1類感染症

エボラ同様、致死率が高く感染力が強い感染症が分類されており、最大級の感染対策が必要と位置づけされています。

この感染症分類は5段階あり、すべてをご紹介はできないですが、2種感染症

2類感染症

感染症の分類を色々調べていましたら、何か学生時代に戻ったような。
知識が古いので、たまには勉強しなくてはいけないですね。

話が戻りまして、エボラ出血熱、1類に分類されていますのでどこでも入院して治療ができるわけではありません。
感染症指定医療機関、国に認められた指定医療機関のみ入院ができます。

前回の記事でアビガンを紹介しましたが、服用中は隔離ですよね。
すばらしい薬が開発されても、服用中は隔離、また数回の陰性を確認し隔離解除

それでは日本で1類感染症が入院できる施設とは

特定感染症指定医療機関
3医療機関  8床
特定感染症

1類・2類感染症に加え、新感染症に対応できる施設。


第1種感染症指定医療機関   44医療機関  84床
1類感染症機関

日本全体でエボラ出血熱に対応できる施設を持つのは、46医療機関で92床になります。

パンディミックで100人を超えてしまうと、対応能力を超えてしまうということです。
この表を作成しているとき、各都道府県で2床ずつ(東京・大阪・兵庫をのぞく)配置なのかなと
思っていたのですが、1類に対応できていない都道府県が

青森・宮城・秋田・石川・香川・愛媛・大分・宮崎 の 8県は指定医療機関がありません。

隣接する県にありますので、そちらに搬送ということなんでしょうが、できれば各都道府県にあれば良いですよね。

感染者1万人を超え、死者は4900人。史上最悪と言われている今回のエボラ出血熱

日本で出現した時、本当にこのベット数で対応できるのか、一抹の不安も感じるナースマンでした。


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  • 富士フィルム アビガン。対ウイルスの魔法の薬になれるか

くたびれナースマンです

エボラ出血熱関連。何か光が差し込んできていますね

20a09bf6-s.jpg


富士フィルムのインフルエンザ治療薬「アビガン」(一般名:ファビピラビル)
この薬が、エボラ出血熱の治療薬になるということで、未承認で使用したり
臨床試験が開始されたり、大注目です。
注目ついでに、富士フィルムの株が大爆発しているという話も。

このアビガン、どうして注目なのか?
インフルエンザ治療薬なら、タミフルが有名ですが・・・。

細菌とウイルスは異なり、細菌は自分で増殖する力があり、1つの生命体として機能しています。一方ウイルスは自分の力だけでは増殖できず、宿主細胞を乗っ取ることで増殖するという性質を備えています。

virus-a.jpg


ウイルスが増殖を行うためには、宿主細胞へ吸着・侵入しなければいけません。細胞内へ侵入した後、インフルエンザウイスルはRNAなどの遺伝情報を細胞内に放出します。この過程を専門用語で脱殻と呼びます。
細胞内へ放出されたRNAは、細胞内の核と呼ばれる部位へと送り込まれます。核はタンパク質や遺伝情報を複製する器官であるため、インフルエンザウイルスのRNAがここに送り込まれることで、その細胞はインフルエンザウイスルのタンパク質や遺伝子(RNA)を合成するようにプログラムされます。
タンパク質やRNAが作られると、新しくインフルエンザウイスルが作られ、細胞の外に出ていくことで他の細胞へと感染していきます。これがインフルエンザウイルスの簡単な増殖工程です。

virus-a1.jpg


この感染工程を踏まえ、タミフルは「インフルエンザウイルスを細胞内に閉じ込め、外に放出されないようにする」という作用機序のために発症から48時間以内に投与しなくては効果がないと言われている。
一方アビガンは、RNAを複製するときに必須のRNAポリメラーゼという酵素の合成を阻害し、ウイルスの増殖を止めるとことで感染症を治療するという薬になります。


ウイルスの増殖を止めてしまう。ウイルスの活動をStopさせるということで、今回のエボラ出血熱の治療薬にと大きな期待が。
違う観点からでも、ノロウイルスにも有効という情報も出てきています。
なにか、対ウイルスの魔法の薬になるかもしれませんね。
ナースマンでした。


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  • 大阪ではマイナーな結核。でも重要感染症ですよ。

くたびれナースマンです。



ナースマン大阪なので、結核関係のニュースは反応してしまいます。

臨床実習中の医大生が結核に感染、患者らの2次感染を調査 滋賀
 滋賀医科大の男子学生が肺結核に感染していたことが分かり、同大学が20日発表した。男子学生は同大学付属病院で臨床実習をしていたことから、接触があった患者らに対し2次感染の有無を調べる。

 同大学によると、男子学生は今年9月に発熱など不調を訴え、今月10日、肺結核と診断された。感染源は不明。男子学生と長時間会話を交わすなどの接触があったのは、患者6人▽教職員41人▽学生111人-の計158人とみられる。このうち、学生らはすでに検査を終え、2次感染のなかったことが判明している。

免疫が下がっている人たちが集まる病院において、結核は大問題になりますね。

空気感染なので、いつ感染したか不明なことが多いですね。

一番最初に言いました、結核=大阪。この図式が成立するかデータを少し見てみます。

まず日本の罹患率ということで、
諸外国と日本の結核罹患率(人口10万対)

罹患率

先進国の中でも、罹患率高いですね。日本医療水準は高いと思っていましたが、
この結核罹患率だけなら、あまり衛生状況がよろしくないと判断してしましますね。

それでは、日本の中で比べると

都道府県別

都道府県別で見ますと、想像している図式が間違っていないというデータが・・・。
大阪が突出していますね。都市圏・関西圏は罹患率が高いという分析が記載されていました。
沖縄が解らないですね。大阪は「あいりん」、都市圏は不特定多数の人々。
沖縄は? もう少し調べてみます。

都市圏は高い罹患率ということで、都市別みますと
1位 大阪市  42.7
2位 堺 市   27.9
3位 名古屋市 25.4
4位 神戸市  24.4
5位 東京都特別区  24.3

大阪市ダントツですね。 他の追随を許さないダブルスコアー。
あいりん・西成という大きな要因がある限り、トップを独走するのでしょうか。

結核関連のデータをみており、気になる項目が

職業別 新登録潜在性結核感染症(LTBI)治療対象者数というもの

「潜在性結核感染症(以下LTBI)とは明らかな臨床症状がなく、また細菌学的検査や胸部画像検査(胸部X線・CT など)でも異常ありませんが、現在、結核に感染し、結核菌が体内に潜んでいる状態です」

発症はしていないが、結核菌を持っている。発症してしまい感染源になる前に、治療しましょうという
昔は「予防投与」ともいわれていましたね。

職種別

表で示すように、医療関係者のLTBIがダントツのトップですね。
職業柄、暴露してしまう場面が多いから仕方がない。
いやいや職員を守らなくてはいけない。 職業病に位置づける気もないですし。

しかし大阪でと想定する。外来職員はほとんどがN95マスクを常時着用にしなくては・・・

まったく現実的はないです。 
LTBIに関しては、平成24年少し減っているというデータですが、
結核患者に関しては毎年2万人強。発症されています。
昔の「不治の病」というのはなくなり、治療薬もあります。
だからOKじゃないですよね。 結核も怖い病気です。
2週間以上の咳が続いたら医療機関を受診してください。
ナースマンでした。






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  • エボラ出血熱。万事に備え対応する意識を!

くたびれナースマンです

今朝のニュースでナイジェリアがエボラ出血熱の終息宣言というありましたが
依然、猛威をふるっているエボラ出血熱

日本病院会が、こんな通達を

発熱患者に渡航歴確認、病院会通知 エボラ二次感染予防

 米国などでエボラ出血熱に医療従事者が二次感染する例が起きていることを受け、全国の約2400病院が加盟する日本病院会(東京)が、発熱患者を診療する際は患者に最近の渡航歴を確認するよう求める通知を出したことが18日、分かった。今後、全国の医療者団体で同様の呼びかけが広がるとみられる。エボラ出血熱は感染初期は発熱症状のみということも多く、早期に発見して患者を隔離することが二次感染の予防につながる。

 複数の医療関係者によると、エボラ出血熱の流行が起きて以降、西アフリカの流行国から帰国した人が発熱して全国の医療機関を訪れた際にエボラ出血熱の感染を疑われる例が複数出ている。多くは熱帯熱マラリアで、これまでにエボラ出血熱の感染例はない。

 沖縄県沖縄市の中頭(なかがみ)病院ではリベリアに10カ月間出張した男性が、帰国後に発熱し受診。男性は帰国した際、検疫所で熱が出たら医療機関に行くよう説明を受けていた。しかし、同病院はエボラ患者に対応する指定医療機関ではなく、病院側は当直医の問診で渡航歴を知った。医師はエボラ出血熱も疑ったが、感染を防ぐ防護具を使用しないまま診察を行った。

 エボラ出血熱は患者の血液や体液に触れることで感染し、嘔吐(おうと)や下痢などの症状がない時に感染が広がるリスクは低い。だが、症状が悪化すれば、医療者が嘔吐物を浴びる恐れがある。

 エボラ出血熱などの治療を行う全国45カ所の指定医療機関である国立国際医療研究センター(東京)の堀成美氏は「患者が最初に行く医療機関は必ずしも指定医療機関とはかぎらない」と指摘。「流行国からの帰国者であることを早く把握するための問診の工夫や、外来での感染予防について見直すことが大切だ」と助言している。

渡航歴に関しては2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の時に同じような通達が出され、現在外来の問診票の項目として確認している医療機関は多いと思います。

このような渡航歴の確認も大切ですし、少し前は関東に行ったかの確認もしていました(デング熱対策で)

しかし症状があり、渡航歴もある。この次一般病院ではどうするのですかね。

指定病院を説明しそちらを受診してもらう?
移動手段は?、移動できる状態? 
院内に入っていただき対応?。新型インフルエンザのように発熱外来を院外に設置?

アメリカでの二次感染が問題になっていますよね。知識・感染対策技術・感染に対する意識など。
しかし日本は、この2次感染予防に関してまだまだ危機感を持っているとは言えないのでは。

国際空港と隣接している病院。大阪ではりんくう総合ですが、そこは対策を万全にしているというニュースを見ました。
しかし、その他大多数の一般病院に関しては、まだ「対岸の火事」という意識だと思います。

このような感染症・パンディミックは思いもよらないところから。
最新情報を常にチェックし続けようと思います(チェックだけになれば幸いですが)
ナースマンでした。


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