くたびれナースマンです
法的RM 共同診療における指示監督義務
今日の医療は多職種のチーム医療は当たり前で、同じ職種が数名絡むことも日常的に
次の3条件が整うと医療機関側に損害賠償責任があるということになる。
①医療機関側に過失が存在すること
②患者側に損害が生じていること
③過失と損害との間に因果関係が認められること
★複数の医師が関係する場合、責任の所在は次のようになる。
①問題になった医療行為とその医療を行った医師が特定できるならば、各医師の責任は独立して認められるのが原則
②問題となった医療行為とその医療を行った医師が特定できなければ、共同不法行為として関与した医師全員に責任がみとめられる。
③共同診療を行った医師の間に、指示監督の関係が存在するならば、監督的立場にある医師には「指示監督義務違反」があったとして責任を負う場合もある
★看護師が医師の指示に基づいて行う診療上の補助業務に関しては次のように考えられる
①指示監督者である医師の指示自体が間違っていれば、当然のことながら医師の責任は免れない。看護師の責任はケースバイケース。
②医師の指示は間違っていないが、看護師が間違えた場合、看護師に責任が存在する。このとき医師に対して「監督義務違反」の責任が何らかの形で問われることがある。
考えますよ。特に①のケース。医師が間違っているという場合。それをそのまま施行すると実施した看護師にも責任が生じる可能性があるということです。
薬剤師に疑義照会ではないですが、看護師も疑問を感じたら医師に質問を!
現実は言えないですよね。威圧的・高慢な医師が多いのはどこの病院でも一緒!
とくにこのケースの治療に踏み込むなんて「看護師のクセに・・」と言われるのが目に見えていますね。
しかし自分を守るためにも言う。言えないなら上司に言う・または言いやすい他の医師に言って対処するなど
なんらか逃げ道を作って身を守りましょう。
「医師と共同」言葉はきれいですが、実際の現場には似ても似つかない言葉かも・・・・
ナースマンでした(最後の部分も私見です)
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